忘れ去られたローカル線・名松線

名松線(めいしょうせん)をご存知ですか?名松線は、松阪牛で有名な三重県の松阪駅から山間に分け入り、伊勢奥津駅までの43.5kmを一日8往復の列車が結ぶ典型的なローカル線です。
名松線という名前は、三重県の名張と松阪を結ぶ予定で建設されたところから来ていますが、名張まで到達することなく建設は途絶えました。
赤字ローカル線ゆえ廃止候補に挙がったこともあるようですが、JR東海の合理化策と沿線道路の未整備のために今でも存続しているようです。
名松線は、旧型車両が走るわけでもなく、有名な観光地があるでもなく、盲腸線ゆえどこかへの乗り継ぎ経路にも使えない、忘れ去られた路線と言ってもいいかもしれません。しかし、途中の家城駅では駅長さんが手動で操作する貴重な腕木式信号も残り、10mの定尺レールも残り、終点の伊勢奥津駅では蒸気機関車時代の給水塔も残っている…と、非常に渋い名所もあります。
(2006/1/31追記:伊勢奥津駅は新駅舎に建て替えられたそうです。)